堆肥化による食品リサイクル

堆肥化と食品リサイクル

 リサイクルが叫ばれる中、大量生産、大量消費、大量廃棄から循環型社会に向けて方向転換するために、「循環型社会形成推進基本法」(2001年施行)、食品廃棄物の減量化と原材料としての再利用を促進する「食品リサイクル法」(2001年施行)が制定されました。これを機に、有機性産業廃棄物をはじめとする廃棄物は減少傾向を見せています。しかしながら、産業廃棄物の再利用量は理想の数値に達していないのが現状です。
 普段から、私たちの口にする食料は、製造過程において残渣の発生を余儀なくされます。排出された廃棄物は焼却、埋め立てによる処理、もしくは再利用へと回されます。その再利用の一つの手段として「堆肥化」が存在します。
 堆肥化とは、有機性産業廃棄物を環境に害を及ぼすことなく、安全に土壌還元可能になるまで分解を行うことです。元来、堆肥とは残渣を積載して自然に発酵・不熟させてつくるものですが、サガシキ環境開発では好気性発酵菌という微生物の力を借りることで残渣の分解を早め、堆肥化処理を促進するシステムを構築しております。食品工場などで日々大量に排出される廃棄物を定期的に受け入れる体制を整えておりますので、お気軽にご相談ください。
 私たちは当社のサービスをたくさんのお客様にご提供していくことで、食品のリサイクル及び環境保全、循環型社会の形成への取り組みに対して微力ながらも貢献していきたいと考えております。

有機性産業廃棄物の堆肥化メリット

  • 自然現象に基づくものであるため、装置は極めてシンプルであり、イニシャル、ランニング、メンテナンスともに低コスト。
  • 処理対象物は、固形状物、液状物、食用廃油等、あらゆる動植物性残渣に対応できる汎用型システムである。