処理物質は完全に消滅しますか?
- 形状が無くなるので、一見消滅したように見えますが厳密には、分解された無機物は微量要素として担体の中に蓄積されます。しかし、焼却処分後の灰の量と比較しても、その残渣は極小量です。大学での認証データでは、処理有機物の全炭素量の98%が炭酸ガスとして検出されておりますので、ほぼ完全分解と判断できます。
却処理みたいに二酸化炭素は発生するの?
- CO2の排出量は処理物とその処理に必要な燃料に含まれる炭素の量に比例します。
焼却処理では処理物と共に燃料である大量の石油が必要となります。そのため当然大量のCO2が発生するわけですが。当システムでは微生物の力のみで処理しますので、二酸化大気の汚染を懸念するほどのCO2は発生いたしません。
焼却「菌」を使用することで人体に害はないの?
- 当システムの基本技術は、肥沃な大地の蘇生力や洗浄力のメカニズムを取り込むことであり、それを司っているのが有用微生物群です。
つまり、納豆菌の仲間のバチルス菌や乳酸菌、酵母菌等を主体とする菌群ですので、むしろ腐敗菌や病原菌を抑える働きがあり、人体はおろか全生命にとっても有益です。
処理に要する時間は?
- 処理物により異なりますが約2~4日を要します。
分解しにくいものはどんな物ですか?
- 牛や豚などの大きな骨の場合、前処理として粉砕処理が必要となる場合があります。処理に使用される好気性発酵菌は生命活動を続けているものには反応しない特性があり、生野菜は醗酵熱で煮えた状態になってから分解がはじまりますが、その後は急激に分解しますので連続投入でも問題はありません。因に魚の骨は魚肉と一緒であればブリ等の大型の魚であっても問題はありません。
臭気についてはどうですか?
- 当処理装置の基本技術は高温好気処理と称されるもので、これが満足に機能するためには①分解菌の存在(好気性発酵菌)②空気 ③水 ④栄養(処理物)⑤微生物の住みかの5つの条件がみたされることが必要です。この条件が1つでも欠けますと有機酸や硫黄化合物が発生し、悪臭の原因となります。当処理装置のメカニズムはこの条件維持を図るためのものです。しかしながら継続的に処理基準量を超えて栄養(処理物)を投入すれば、条件のバランスは崩れ悪臭の原因となります。装置が完全に機能しても、無臭と言う訳ではなく酵素臭(麹臭)の発生は避けられません。又、高タンパク質の場合は基準量であってもアンモニア臭の発生は多少あります。腐敗臭でなくても、臭気の許容量には個人差がありますので、エアーリクターによるエアー供給や、励起酵素による臭気装置を備え発生した臭気を消臭タワーにより除去する方法をとっております。
廃棄物の持ち込みはどうすれば良いですか?
- 当処理施設では、排出事業者様の排出量や処理物に応じて、年間の処理スケジュールを立て遂行しております。そのため、飛び込みでの産業廃棄物の持ち込みに関しては、お断りしております。
また、当処理施設にて受け入れが可能な処理物であるのかを事前にモニタリングする必要がございますので、排出事業者様は一度弊社までお問い合わせください。
※がれきなどの無機性産業廃棄物や家庭から排出される一般廃棄物の処理は行っておりません。
堆肥を購入できますか?
- はい。堆肥の在庫量やお客様の地域、必要量にもよりますので、詳しくはお問い合わせください。